SWG型ウインナー高速充填機

  • SWG型ウインナー高速充填機
  • SWG型ウインナー高速充填機 ノズル部
  • SWG型ウインナー高速充填機 計量ポンプ&切り替えバルブ

初めに

SWG型ダブルノズル式充填機はウインナーソーセージを最も効率良く 充填するために開発した装置です。 ウインナーソーセージは羊腸等の長さが限られたケーシングに充填しますので 実際に充填している有効な時間とケーシングを装着する為のロスタイムが 繰り返す作業にならざるを得ない事は、申し上げるまでもありません。

従来の単式ノズル充填機の平均的な作業効率を調査しました処、45~48%と言う数字が示されています。

つまりオペレーターの実働時間のうち、ほぼ半分の時間がケーシング装着等のロスタイムになっています。

当機はこのロスを最小限に抑える事により、作業の効率化を実現したものです。

通常はSWG型充填機とAH-150型自動ハンギング装置 (吊り下げ装置) の セットで使用します。 この場合に必要なオペレーターの員数は充填者1名と筆処理者1名であり 作業効率は、83〜85%が平均的な数字になっています。

構造と操作

ノズル装置は2組装備されており、夫々のノズルは交互に運転します。 計量機構はギヤーポンプを用いて、サーボモーターで駆動しています。

ギヤポンプの吐出部には、3方バルブを取り付けて、2本のノズルに 対する原料肉供給の切り替えを行います。 先ず一方のノズルにケーシングを装着してスタートボタンを押しますと充填が開始されます。その間に他方のノズルにもケーシングを装着して 待機状態にしておきます。 運転中のノズルのケーシングが終了しますと、光電管で検知して 自動的に運転が終了します。ほぼ同時に待機中のノズルの充填が始まります。

切り替えに必要なタイムは約0.5秒であり殆ど連続充填の状態を持続します。

つまりケーシング装着のロスタイムを無くする事により、 エンドレスケーシングを用いた場合と同じ様な作業が可能になる訳です。 量目などの品種設定はタッチパネルで10種類インプット出来ますので 製品の切り替えは、部品の交換の必要が無く簡単に行えます。 充填された製品はオートハンガーにより懸垂されますので、卒処理者と 充填者が端末処理などの事後作業を行います。

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